世界ラリー選手権(WRC)第8戦エストニアラリーは17日、同国第2の都市「タルトゥ」でDAY1となる1・76キロのスーパー・競技区間(SS)を行い開幕した。トヨタガズーレーシング(TGR)の勝田貴元は、最速から1・4秒差の6位。「まずまずのスタートが切れた。(SSS前の)シェイクダウン走ではクルマのセッティングを確認し、興味深いことが見つかった。戦うための準備はできている」と手応えを強調する。本番と同じ悪路で行われたシェイクダウンでは同僚のカッレ・ロバンペラに続く2番手タイムを刻んでおり、DAY2以降の飛躍が期待される。

 初日最速はヒョンデのティエリー・ヌービルが記録。ランキング首位に立つTGRのエルフィン・エバンスが0・5秒差の2位で、ロバンペラも1秒差の4位。初めてGRヤリス・ラリー1をドライブしたオリバー・ソルベルグも7位につけており、チームを挙げて上々の滑り出しを決めた。