日坂春奈さんの著書『今日のそうめん』(誠文堂新光社)には、おいしそうな「そうめんレシピ」がいっぱい!

「ご飯に合うものは、そうめんにも合う」。

 甘辛いおかずを載せてもよし、揚げものを添えてもよし。「そうめんレシピ」は、朝ご飯にもお弁当にも、おもてなしにも使えます。

 夏はひんやりつるつる、冬はあったかフーフー。スープやグラタン、パフェまで。そうめんのアレンジには、無限の可能性が広がっているのです。

 6月、そうめん料理研究家の日坂春奈さんの著書『今日の そうめん』(誠文堂新光社)が発売されました。


そうめん料理研究家として活動する、著者の日坂春奈さん。

 乾麺は保存もきき、買い置きをしておくと、ご飯を炊き忘れた時や買い物にいけない時にも便利。他の麺と比べ、各段にゆで時間が短いので、時間がない時にも重宝します。

 毎日そうめんを食べ続け、考案したレシピは1,500以上という著者が贈る本書は、そうめん好きはもちろん、ふだんの食生活の強い味方となってくれる1冊です。

 ここからは、そうめんの奥深さと同時に自由さも感じられる「そうめんレシピ」4選をご紹介していきます。


夏にぴったり! 冷た〜いそうめんアレンジレシピ

シャインマスカットのカッペリーニ


シャインマスカットのカッペリーニ。

 マスカットの甘酸っぱさとビネガーで、白ワインなどにも合う上品な味わいのそうめんです。細口の冷たいそうめんでぜひ作ってみてください。

材料(1人分)

そうめん……50g

A
オリーブオイル……大さじ1と1/3
白ワインビネガー……大さじ1/2
塩……ひとつまみ

シャインマスカット……3粒
粉チーズ……小さじ2
青じそ……2枚
黒こしょう……適量

[ゆで鶏](作りやすい分量)
鶏むね肉……1枚
砂糖……小さじ1
塩……小さじ1/2
酒……50ml

作り方

(1)ゆで鶏を作る。鶏肉は常温に戻して水気を拭き、縦半分に切って砂糖と塩を揉み込む。鍋に鶏肉と、肉がかぶるくらいの水、酒を入れて火にかける。

(2)煮立ったら鶏肉を返してふたをし、弱火で10分加熱する。冷ましてから手で割く。

(3)ボウルにAを入れて混ぜ、ゆで鶏50g、5mm幅の輪切りにしたマスカット、ちぎった青じそ半量と粉チーズ半量を加えてあえる。

(4)麺をゆで、冷水で締めてから水分を絞り、(3)に加えてあえる。

(5)器に盛り、残りの青じそと粉チーズ、黒こしょうをふる。

冷やかけ豚キムチそうめん


冷やかけ豚キムチそうめん。

 豚キムチのボリュームで満足度が高いレシピです。暑い日のランチにもぴったり。

材料(1人分)

そうめん…50〜75g
ごま油……小さじ2/3
豚バラ薄切り肉……40g
玉ねぎ……40g
しょうゆ……小さじ1
キムチ……40g
長ねぎ……2cm

[合わせて冷やす]
麺つゆ(2倍濃縮)……50ml
冷水……100ml

作り方

(1)フライパンにごま油をひき、2cm幅に切った豚肉を炒める。肉の色が変わったら薄切りの玉ねぎ、しょうゆ、キムチを加えてさっと炒める。

(2)麺をゆで、冷水で締めてから水分を絞り、器に盛る。

(3)(1)と、小口切りにして水にさらしたねぎをのせ、つゆをかける。

 続いては、「太口のそうめん」を使って、太口だからこそ、おいしく食べられるアレンジレシピ2選を、ご紹介します。