『東野幸治のホンモノラジオ』に出演

 タレントの東野幸治が25日深夜、ABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』(金曜深夜1時)に出演した。新設された漫才&コント二刀流No.1決定戦『ダブルインパクト』で優勝したニッポンの社長を祝福。辻皓平(こうへい、38)の将来性に太鼓判を押すと同時に、自身がマネジャーなら相方・ケツ(35)との待遇に差をつけるとコメントした。

 ニッポンの社長がかつてレギュラーだった関西テレビ『マルコポロリ!』でMCを務めている東野は、冒頭から「『ダブルインパクト』、ニッポンの社長、優勝おめでとうございます〜。本当にニッポンの社長が優勝してうれしい」とよく知る後輩の栄冠を喜んだ。東野は、大会当日の21日は時間の都合で放送を見られず、24日に上位3組のニッ社、ロングコートダディ、セルライトスパだけ漫才・コント2本ずつチェックしたという。

 東野は「本当に面白い3組で、なおかつ、その3組が関西で実はコント番組やってたっていうところで、結局、やっぱ関西の人は面白いなっていう、地肩の強さというか納得しましたし」と言うと、「ニッポンの社長の本当に『辻やな』っていうネタ2つ。ずっと『キングオブコント』が振りになって、辻らしいコントをずっとやって。『辻、一言もお前しゃべってないやんけ』とか、『なんやねん、辻、おい辻、辻よ!』っていうのをやりながら、最終的に初代チャンピオンになったから、ホント良かった。『マルコポロリ!』でもレギュラーやってましたし」と勝利を称えた。

 東野は「これから日本テレビのいろんな番組出て行くのか行かないのか」と口にすると、「(M-1を連覇した)令和ロマン以降、お笑いの賞レースに優勝しても、あんまり出なくても、自分が好きな番組しか出んでもええような風潮になってませんか?」とコメント。共演の桂三度こと渡辺あつむは「それは令和ロマンだけで、みんな出たいでしょう」と返すと、東野は「(チャンピオンは)みんないい意味で自己主張、いい意味で仕事を選んでらっしゃるから」と持論を展開。渡辺は「もともと東京の人やったら分かりますけど、大阪から東京行って(優勝をつかんだ)」と心情を推測した。

 東野は今後の2人について「おケツ君(ケツ)はボロカス。辛いもん食べさせられたり、ドッキリかけられたり。いろんな雑に使われてええけど、『吉本の至宝』辻はちゃんとどっしり(してほしい)。シソンヌの長谷川(忍)的なやつはおケツ君がやって。じろう的なやつは辻がやって」とコンビに格差ができると予想。東野は「NHKの(ウッチャンナンチャン)内村(光良)さんの『LIFE!』っていう、ああいうの。あとドラマとか映画とかっていうキレイな芸能界っていう道を歩いて、服汚れてない歩き方すんのは辻で。おケツ君は変な葉っぱにあたって(肌が)ただれたり、『この石動けへん』と思って、石の上乗ったらグラグラで足首ぐねったりっていう芸能界(を進むはず)」と笑った。

 さらに、東野は「はっきり言うて、ニッポンの社長、それぞれ『バラ売り』していきます。俺がマネジャーやったら」と見解を示すと、「ケツ君の現場に行きません。ケツ君はトチったら、1人で謝りに。雑な地図も持って現場に行って、遅刻して怒られたり」と“辻優先”を明言。一方で、「辻にはちゃんとマンションの前でマネジャーは待機して。タクシー呼んで現場に行きますから。そういう格差でこれからやってくから」と辻の実力を買うと、渡辺が「あながちやから」とたしなめた。

 また、東野は「本番前、しゃべってましたけど、『『漫才とコントどっちする?』っていうところのワクワク感ってあんまりなかったな』ってお互い言うてたよな」と大会の意義について笑いながら話すと、渡辺は「いいえ、違います。東野さんだけです。僕言ってません」と完全否定した。ENCOUNT編集部