フライ級トーナメント1回戦第4試合

格闘技イベント「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(27日、さいたまスーパーアリーナスタジアムバージョン/ABEMA PPVで全試合生中継)第4試合 RIZIN WORLD GP 2025 フライ級トーナメント 1回戦 RIZIN MMAルール:5分 3R(57.0kg)

 1回戦第4試合は、アリベク・ガジャマトフ(24=ダゲスタン共和国)が征矢貴(30=THE BLACKBELT JAPAN)に3R・2分40秒でTKO勝利した。

 両者の意地が最後までぶつかり合う激しい打撃戦となった。負ければ終わりのトーナメント、最後にリングに立っていたのはガジャマトフだった。1R終了間際に右ハイキックでダウンを奪うと、その後も的確にパンチを当てて征矢を削っていった。試合が大きく動いたのは3R。大きく振った左フックを征矢に命中させダウンを奪い、その後パウンドを連打。レフェリーが試合を止めた。

 ガジャマトフの出身は、世界屈指の格闘技強豪国であるダゲスタン共和国。散打でキャリア120戦以上をこなしMMA転向後は、現フェザー級王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフも参戦していたロシアの団体「ACA Young Eagles」で実績を積んだ。MMA5戦5勝、フィニッシュ率100%のパーフェクトレコードを継続させた。

 追加参戦の征矢は顔から激しく出血したが、アグッレシブなファイトスタイルを存分に見せつけ会場のファンからも拍手を浴びていた。

 この試合にはファンからも「とりあえずガジャマトフは当確だな」「やばすぎだろ」「ホンモノだったな」「征矢もがんばった!」といった声が集まった。

 フライ級トーナメントは10人が参戦。1回戦は5試合が行われるが、準決勝に進めるのは4人。5人の勝者の中からファンや、記者の投票によって1人が脱落する。ENCOUNT編集部