フジテレビ系『ボクらの時代』

 お笑いコンビ・バッテリィズのエースが27日、フジテレビ系『ボクらの時代』(日曜午前7時)に出演。父親にまつわるエピソードを語った。

 この日はエース、令和ロマン・高比良くるま、伊沢拓司の3人でトーク。番組中、くるまが「ルーツじゃないけど、どういう家庭だったの?」と話を振った。これにエースは「めっちゃ普通やな。親も別に仲良いし。結構、幸せな家庭ではあったと思う」と回答。「めっちゃ怒られたりもしたし……。褒められたりはしてないか」と振り返った。

 これを受け、くるまと伊沢が「褒められて育ってそうじゃないですか?」「めちゃめちゃ褒められて伸びるタイプっぽい」などと反応すると、エースは「全然。褒められたことない」と発言。「それはホンマにお父さんが変やねんけど……」と切り出し、「今回もM-1(『M-1グランプリ2024』)準優勝。まぁ優勝してたら褒められてたかもしらんけど、準優勝でも『よかったな。おめでとう』って言えるじゃないですか。全然、言わへん。『おぉ、すごいなぁ』みたいな……」と述べた。

 一方、エースは「でも考え方はオレ、お父さんを見てこうなったんやろうな」とひと言。くるまが「(考え方が)近いんですか?」と聞くと、「(考え方が)めっちゃ近いと思う」と答えた。

 続けて、エースは「お母さんが一昨年亡くなって、お坊さんを呼ぶじゃないですか。お葬式に」と回想。その時、父親は泣きながら電話でお坊さんに「お坊さんはわけ分からないんでいりません」と伝えたそうで、エースは「いっぱい(お経を)読んで、あれで何十万(円)も取られんねん。あれ、わけ分からへんねん」と説かれたという。

 これに伊沢が「漫才みたいなことが現実に起こってる」と仰天すると、エースはお墓についても言及。父親は「石やんか。なんで石建てて何十万(円)も……。それやったら、お前らと旅行行くわ」とお墓を建てなかったそうで、母親の遺骨は「家にある」という。

 また、「お葬式にはチェックの白黒ズボンを履いてきた」とのこと。理由は「意味が分からんことはせえへん」からだそうで、これにはくるまも「ある種、極限の状態でそれなわけですから、本当にそうなんでしょうね」と納得した。

 加えて、エースは「(父親は)会社とかもすぐ辞めてくる」とも明かし、「言いたいことを全部言ってしまうから。よう揉めてる」などと苦笑い。くるまが「別に文句言うとかじゃなくて、素直に『おかしいんじゃないですか?』とか言っちゃうから。すげー。ルーツというかドラマになりそうですね」と感心すると、エースは「考え方は、尊敬はしてますね」と告げた。

※高比良くるまの「高」の正式表記ははしごだかENCOUNT編集部