リスペクト欠けた挑戦者は「寝技の対処がうまかった」

格闘技イベント「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(27日、さいたまスーパーアリーナスタジアムバージョン/ABEMA PPVで全試合生中継)第10試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg)

 第10試合ではRIZINスーパーアトム級王者・伊澤星花(Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)が、シン・ユジン(韓国)に1R一本勝ちした。試合後に会見に登壇した伊澤は冷静に試合を振り返り、今後の防衛戦の見通しを語った。

 当初は女子スーパーアトム級タイトルマッチとして行われる予定だったが、ユジンが調整に失敗。52.0キロのキャッチウェイト戦に変更となったが、前日計量でユジンがその体重も850グラムオーバーするという前代未聞の事態となっていた。それでも伊澤は「やる選択肢以外なかった」と試合の中止は頭になかったと明かした。

 2日前の直前の会見では「腕も折るし。血も出させます」と“凄惨”マッチを予告していたが、試合後は「寝技の対処とかも上手にしていたので、しっかりと格闘技をやってる選手だなって印象です」と相手を称えた。

 すでにRIZINの絶対女王として君臨する伊澤。試合後には、千葉・松戸に新たにジムをオープンし“伊澤星花チャレンジ”の開始も発表。「ぜひ女子格闘技で盛り上げていきたいなと思ってます」と熱く語った。また今後の防衛戦の挑戦者については、「打撃でやらざるを得ないぐらいの相手が出てきてほしい」と注文をつけた。ENCOUNT編集部