2024年に敦賀市の30代の男性職員がパワーハラスメントを受け自殺した問題で、敦賀市は当時上司だった50代の男性職員を停職6か月の懲戒処分としました。

処分を受けたのは敦賀市文化交流部に所属する51歳の課長級の男性職員です。

敦賀市によりますと、この問題は2024年8月に、敦賀市役所の危機管理対策課に勤務していた北川尚希さん(当時38)が自ら命を絶ったものです。

第三者による調査委員会は、この男性職員は、北川さんに対し、ほかの職員の前で、大きな声の強い口調で叱責や指導を繰り返したり、業務の一部を取りあげたりしたのはパワーハラスメントだと認定しました。

敦賀市は18日付けで男性職員を停職6か月の懲戒処分とし、生活安全部長を管理監督責任で3か月間の減給10分の1としました。

また敦賀市は第三者調査委員会の提言を受けて、非管理職の職員を中心とした市長直轄のプロジェクトチームを設け、具体策を立案するなどして再発防止に取り組むとしています。