日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は14時5分現在、前日比＋0.69（上昇率3.04％）の23.42と上昇している。なお、今日ここまでの高値は23.53、安値は22.25。



昨日の米株式市場で主要3指数（ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500）が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。一方、市場では政局の不透明感が引き続き警戒材料となっていることに加え、日経225先物が昨日に続き大幅高となっていることから短期的な高値警戒感も意識され、今日は株価が堅調だがボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和せず、日経VIは次第に上昇幅を広げる動きとなっている。





【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20〜30程度）に回帰するという特徴も持っている。