7月6日に静岡・浜松市のガールズバーで起きた、女性2人が刺殺された事件。Mr.サンデーの取材で見えてきたのは、容疑者とみられる人物の事件直前の不可解な行動だった。事件が起きるまでの“空白の3時間”にいったい何があったのか。

事件3時間前に黒いレンタカーが現場付近に

7月6日午前2時頃、細い路地を並んで歩く2人の姿があった。

一人は、スカートにサンダル姿。
もう一人は帽子をかぶり、手には“何か”を握っているように見える。

2人がカメラから消えた直後、事件は起きた。

現場は、JR浜松駅から500mほど離れた繁華街。
あまりにも突然の悲劇だった。

刃物で刺され亡くなったのは、静岡・浜松市のガールズバー店長、竹内朋香さん(27)と店員の伊藤凜さん(26)。

店の常連客で、静岡・袋井市の無職、山下市郎容疑者(41)が、殺人未遂の現行犯で逮捕された。

事件直前、並んで歩いていたのは、山下容疑者と伊藤さんとみられている。

2人の間に、いったい何があったのか?

店近くで同じ場所を何度もウロウロする不審な男

Mr.サンデーの取材で見えてきたのは、山下容疑者とみられる人物の事件直前の不可解な行動だ。

事件数日前に不審な人物を見た人:
店の近くで30分くらい同じ場所を何度もウロウロする不審な男を見ました。何かを探し回っているような様子でした。
ニュースで容疑者の顔を見て「あの時の男だ」と思ったんです。

事件直前まで伊藤さんと行動を共にしていたという山下容疑者だが…。

山下容疑者とみられる車を目撃した人:
(午後)11時ちょっと前ぐらいだと思うんですよ。たまたま車が止まってて。黒い車で「わ」ナンバーで変だなと思ったんですよ。向こうも(こちらを)にらむ感じだったもんで。

目撃者によると、山下容疑者が借りていた黒いレンタカーが、少なくとも事件の3時間前には現場付近にあったという。

そこから事件が起きるまでの“空白の3時間”にいったい何があったのか?