アメリカのトランプ大統領は25日、関税で得た収入について一部の国民に還付金を支給する考えを示しました。

トランプ大統領:
関税によって莫大な収入が入ってきているので、特定の所得層の人に少し還付金を出すことを検討している。そうすれば、とても良いことになるかもしれない。

トランプ大統領は記者団に対し、関税で得た収入について「最も重要なのは債務の返済だ」と述べる一方、特定の所得層に対し「少額の還付金を検討している」と明かしました。

ただ、還付額や対象者など詳細には言及しませんでした。

アメリカの関税収入は、トランプ政権による関税の引き上げを背景に、単一会計年度では初めて1000億ドル、日本円で14兆7000億円を超えました。

国民への還付金についてアメリカメディアからは過去の政府の刺激策と同様にインフレの懸念を招く可能性があるとの指摘も出ています。