サッカー日本代表は15日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の第3戦で韓国代表と対戦し、1-0で勝利。3連勝で大会連覇を飾った。この一戦で決勝点をアシストしたMF相馬勇紀が試合後に取材に応じ、今大会での自身のプレーの手応えと課題について語った。
タイトルが懸かった日韓戦でキャプテンマークを巻き、左ウイングバックで先発入りした相馬。8分には左サイドを抜け出すと、右足でクロスを供給。これをジャーメイン良が沈めて、先制点を演出した。
初戦のホンコン・チャイナ戦でもジャーメインのゴールをアシストしていた28歳は「ジャメくんは僕のクロスに合わせるのがうまかった。関係性は良かったです」と、初共演とは思えない息の合ったプレーに手応えを感じていた様子だった。
さらに「絶対に相手に触られない位置からクロスを上げる感覚が掴めている。高さと速さの調整ができるのも自分の武器の一つ」と冷静に自身のプレーを振り返り、サイドで持ち味を発揮できたことに一定の手応えを口にした。
一方で、所属するFC町田ゼルビアでプレーするシャドーのポジションとは異なり、久々となったサイドでの守備対応には、課題も感じたという。「やっぱり慣れないシーンも多くて、ウイングバックとしての対応で学ぶことが多かった」と明かした。
最後に、前回の22年大会では、大きなインパクトを残してFIFAワールドカップカタール2022のメンバー入りを勝ち取ったアタッカーは「前回大会のE-1からW杯に関わらせてもらった経験もある。けれど本当に別物の舞台。今回の結果をポジティブに受け止めつつ、あの世界の感覚は忘れずにやっていきたい」と2大会連続でのワールドカップメンバー入りへ、闘志をのぞかせた。
(取材:元川悦子【韓国】、文・構成:編集部)
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