敵地で無失点、復帰後最多の36球を投じる

【MLB】ドジャース 2ー1 ジャイアンツ(日本時間13日・サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、敵地ジャイアンツ戦に「1番・投手」で先発登板した。2回に制球を乱しながらも、続く打者への投球で流れを断ち切る場面があったが、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は、そこで見せた“切り替えの速さ”に着目している。

 2回2死、ジャイアンツのイ・ジョンフ外野手との対戦では4球連続でボールとなり四球を与えた。しかし、続くケイシー・シュミット内野手には「スイーパーとフォーシームの完璧なコンビネーションで詰まらせてイニングを締めくくった」とし、直後の対応力を高く評価した。

 ハリス記者は「ショウヘイ・オオタニの今季の投球で印象的な点の一つは、悪い投球の後、素早く修正できているように見えることだ」と言及。悪い流れを断ち切る冷静さと対応力を、今季の特長として挙げた。

 この日の大谷は、復帰後5度目の登板で初めて3回のマウンドに立ち、36球を投げて1安打1四球4奪三振無失点と好投。最速は99.9マイル(約160.8キロ)を記録した。バリー・ボンズ氏のボブルヘッドデーに重なった特別な一戦で、敵地オラクルパーク初登板を堂々たる内容で締めくくった。(Full-Count編集部)