試合は引き分け…大谷の代打で出場したシュワーバーが“大活躍”

【MLB】ナ・リーグ 6ー6 ア・リーグ(日本時間16日・アトランタ)

 オールスター戦が15日(日本時間16日)、アトランタで行われ、6-6の引き分けで9回を終えた。2023年からのルール制定後初めてとなるホームランダービー決戦に突入し、ナ・リーグが勝利した。ダービーで3本の柵超えを放ったカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)がMVPに輝いた。

 試合はナ・リーグは初回、先発マウンドにあがったポール・スキーンズ投手(パイレーツ)が2者連続三振を奪うなど3者凡退。するとその裏、先頭の大谷翔平投手(ドジャース)が中前打、ロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)の二塁内野安打で無死一、二塁とし、ケテル・マルテ内野手(ダイヤモンドバックス)が右翼への適時二塁打を放って2点を奪った。

 その後は5回まで両チーム無得点の展開。ナ・リーグは6回、ピート・アロンソ内野手(メッツ)が右翼席への2ラン、コービン・キャロル外野手(ダイヤモンドバックス)にもソロが生まれた。

 最大6点差となっていたが、7回にはア・リーグがブレント・ルッカー外野手(アスレチックス)の3ランなどで4点を追加。9回にはボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)とスティーブン・クワン外野手(ガーディアンズ)の適時打で2点を奪い、あと1死というところで追いついた。

 ナ・リーグの9回裏の攻撃が無得点に終わって引き分けに。勝利チームを決めるホームランダービーは、両監督が3人を選手の同意のもと3人を選出。各選手3スイングで、本塁打数が多い方が勝利する。ア・リーグはルッカー、ランディ・アロサレーナ外野手(マリナーズ)、ジョナサン・アランダ内野手(レイズ)、ナ・リーグはカイル・ストワーズ外野手(マーリンズ)、シュワーバー、アロンソが出場となった。

 打撃はリーグ交互に行われ、ルッカーが2本、ストワーズが1本、アロサレーナが1本を放ち、続くシュワーバーが3スイング中3本の柵越えを成功させて逆転。アランダは0本に終わってナ・リーグの勝利が決まった。

 シュワーバーは5回に大谷の代打として出場。試合では2打数無安打1四球だったが、ホームランダービーで大活躍を見せ、フィリーズでは2人目となるオールスターMVPに輝いた。(Full-Count編集部)