本拠地・ツインズ戦に「2番・指名打者」で先発出場

【MLB】ドジャース ー ツインズ(日本時間24日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地で行われたツインズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、初回の第1打席で日本人初の5試合連発となる37号を放った。エウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)を抜き、リーグ単独トップに立った。地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送席は愕然としていた。

 勢いが止まらない。豪快アーチに球場が騒然となった。初回の第1打席でパダックのカーブを捉えた。打球速度110.3マイル(約177.5キロ)、441フィート(約134.4メートル)の特大弾。また、逆方向となるバックスクリーン左側への一発だった。5戦連発は日本ハム時代の2016年5月4日〜17日に記録した自己最長に並び。球団でも2019年のマンシー以来、最長タイの記録だ。

 これで再びリーグ単独トップに浮上。メジャー全体でもカル・ローリー(マリナーズ)に2本差となり、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)を抜き去った。シーズンに換算すると58本塁打ペースとなった。

 前日22日(同23日)の同戦は「2番・指名打者」で出場。4打席凡退で迎えた9回2死の第5打席。デュランから左翼席へ36号2ランを放っていた。前日から2打席連続の豪快弾に球場が大盛り上がり。同局の実況、ジョー・デービス氏が「別世界ですね」とコメントすると、解説のオーレル・ハーシュハイザー氏「ミスしてはいけない相手ですよ、特に今はね」と指摘した。

 20日(同21日)のブルワーズ戦以降2番に座っているが、打順の変更も関係なく快音を響かせる。試合前時点で100試合に出場して打率.274、36本塁打、69打点、13盗塁の好成績。さらに95得点、長打率.616、OPS.993はリーグトップとなっている。(Full-Count編集部)