◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 2日目(25日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6538yd(パー72)

古江彩佳は43位スタートから4ボギー「76」とスコアを落として通算3オーバー81位へ。米ツアーでの予選落ちはルーキーだった2022年の3回を上回り、自己ワーストの4回となった。ホールアウト後はコメントを残さず、コースを後にした。

2日目はフェアウェイキープ率71.42%(10/14)、パーオン率66.66%(12/18)とショットのデータは決して悪くないものの、時折フィニッシュで手を放す場面がみられた。12番で1.5mをカップに蹴られるなどチャンスを決めきれず、6月「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」初日以来、シーズン2度目のバーディなしラウンドだった。

未勝利の今季はトップ10が3度あるものの、思うようなショットを打てない試合が続く。今週開幕前には「左を怖がって、なかなか振り抜けないのがずっと続いていた」と語った。「頭に思い込ませたくない」と口に出さなかった「自分の中では、あまり自信があるショットは多くなかった」という不安を言葉にしたのは、ようやく “つかめたもの”があるからなのかもしれない。実際、3バーディ、2ボギー「71」で回った初日には「すごく自信が持てる一日だった」と話しており、フェアウェイキープ率78.57%(11/14)、パーオン率72.22%(13/18)をマークした。

2022年に米ツアー初優勝を飾り、昨年3位に入った大会の予選落ちという悔しさを胸に。「自信を持ってまたゴルフをしたい」と話していた古江が31日から、今季メジャー最終戦「AIG女子オープン」(全英女子/ウェールズ・ロイヤルポースコール)に挑む。(スコットランド・アーバイン/谷口愛純)