Image: 樫尾俊雄記念財団

今でこそG-SHOCKなどの時計で有名なカシオですが、そのルーツは電子計算機です。

1957年に世界初の小型純電気式計算機「14-A」を開発。忠雄・俊雄・和雄・幸雄の樫尾四兄弟が力を合わせて生み出したこの製品からスタートし、1972年には世界初のパーソナル電卓「カシオミニ」、1974年には世界初のオートカレンダー付きデジタルウオッチ「カシオトロン」と、数々のイノベーティブな製品を世に送り出してきました。

当時の研究開発部門のトップだったのが、樫尾四兄弟の次男・樫尾俊雄氏。共同名義も含めると実に313件という特許を取得した氏の功績を讃えて、その邸宅跡に樫尾俊雄発明記念館が設立されています。ここでは初期の電子計算機からデジタルウォッチ、電子楽器に至るまで、氏の発明品の数々が展示されています。

親子で参加できる体験イベント

Image: 樫尾俊雄記念財団

その樫尾俊雄発明記念館で、小学生向けの夏休み企画展示が開催されます。期間中は、同館や樫尾俊雄氏にまつわる問題を解きながら館内を回る「謎解きアドベンチャー」を開催。5問以上正解できたら、プレゼントがもらえるガチャガチャに挑戦できます。

また、科学や芸術を楽しみながら学べる6種類の体験イベントも開催。大人が同伴した小学生であれば無料で参加可能ですが、見学も体験イベントも予約が必要。

予約は7月8日(火)より、記念館のWebサイトで受付開始(先着順)します。

◾️夏休み企画展示(自由見学のみ)

開催日:7月28日(月)、8月4日(月)

実施時間:1日4回(10:00〜、11:00〜、13:00〜、14:00〜)

定員:各時間3組、1組は保護者含めて5名以内

◾️体験イベント

※’定員:各回小学生10名とその保護者(できれば1名)

7月24日(木) 計算探検 〜世界を楽しく計算しよう〜 (10:00〜、13:00〜 計2回)

電卓を使って身の回りのできごとを楽しみながら計算し、数を通じてさまざまな角度からものごとを見る体験ができます。 ※電卓でかけ算、わり算の計算をします。

7月29日(火)、7月30日(水) 電卓分解組立教室 (10:00〜、13:00〜 1日2回・計2回)

電卓を分解して組み立てながら、中の仕組みを学びます。電卓を使ったマジックも体験できます。

7月31日(木) 時計分解組立教室  (10:00〜、13:00〜 計2回)

腕時計を分解して組み立てながら、中の仕組みを学びます(とても小さなねじを回す細かい作業があります。大人のお手伝いもOKです)。デジタル時計のひみつが分かるお話も聞けます。

8月1日(金) はなうた作曲教室  (10:00〜、13:00〜 計2回)

スマートフォンアプリ「Chordana Composer(コーダナ コンポーザー)」を使って、作曲の知識がなくても簡単にオリジナル曲を作る体験ができます。作った曲はその場でCDにしてプレゼントし、YouTubeで世界に発信もできます。

8月5日(火) ピアノを弾いて絵を描こう (10:00〜、13:00〜 計2回)

ピアノの演奏から絵を作り出す「Music Tapestry」(ミュージック タペストリー)を使い演奏していただいた後、世界で一枚しかないオリジナルの絵をプレゼントします。

8月6日(水) 発明家になろう 〜発明アイデアワークショップ〜 (10:00〜、13:00〜 計2回)

「G-SHOCK」の開発秘話を通してアイデアの生み方を学び、世界にひとつのオリジナルの時計を考えて絵を描きます。発明の楽しさ・喜びを体感できるワークショップです。

開催期間:7月24日(水)〜8月6日(水)

場所:樫尾俊雄発明記念館 東京都世田谷区成城4-19-10 (小田急小田原線「成城学園前」駅下車、西口より徒歩約15分)

対象:小学生(大人の方のご同伴が必要です)

開館日:期間中の月〜金曜日(一部休館日があります。詳細はWebサイトをご覧ください)

参加費:無料(Webサイトからの予約が必要です)

親子で電卓や時計の組み立てなんてなかなか体験できませんし、ちょっと楽しそう。お子さんにとっても夏休みのいい思い出になるのではないでしょうか。この体験がきっかけになって、エンジニアや発明家の道を目指すなんて子もいるかもしれません。

Image: 樫尾俊雄記念財団

記念館自体がステンドグラスを使ったクラシカルな洋館で雰囲気がいいですし、この機会に足を運んでみるといいでしょう。気軽に参加してみてください。

Source: 樫尾俊雄記念財団

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