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大ヒット上映中の『スーパーマン』。

政治的メッセージ云々が議論されたり、なぜか情報解禁前にレビューが出てしまったりと色々ありましたが、いざ劇場公開が始まったら高う評価に次ぐ高評価で、大成功。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーもお祝いムードです。

そんな『スーパーマン』は、映画産業の枠を超えたところにも影響を与えているみたい。

なんと、Google検索で「犬の里親」が500%以上も増えたらしいのです。

クリプト効果か

『スーパーマン』には主役級のスーパードッグ・クリプトが登場します。今作はまさにクリプトの映画と言っても過言ではないほどクリプトが大活躍します。劇場で販売されているグッズもクリプトがテーマになったものが多いほどクリプト推しです(私もグッズたくさん買いました)。

また、スーパーマンはクリプトの「里親のようなもの」であることも言及されています。つまり、大活躍のクリプト→自分もスーパーマンのように里親になりたい→Googleで里親検索、という方程式になったんですね。

クリプトみたいな犬を求める人も

ドッグトレーニングアプリ「Woofz」によると、同作が公開された週末の後に「近くで犬を引き取る」というGoogle検索が513%増加。「レスキュー犬の里親募集」は163%増加したそうです。

クリプトのモデルは、ジェームズ・ガン監督が引き取った犬「オズ」。シュナウザーとテリアのミックス犬という共通の遺伝的特徴も影響し、「シュナウザーを引き取る」という検索も299%増えました。

ただ、映画の中のクリプトとスーパーマンのような関係に憧れたからと言って、すぐに「よし里親になろう」は心配かも。いや、ググるくらいなら良いんです。でも、生き物と暮らすって簡単じゃないじゃないですか。

犬を飼うのは大変だよ

前出のWoofzのCEOナタリア・シャフメトワ氏はWrapへの声明で次のように語りました。

「里親になるというのは責任が伴います。話題はいつか落ち着きますが、犬はずっと一緒にいます。だからこそ、時間とケア、しつけをしっかり注いであげられる準備ができているか、確認してください。」

私も同意見です。私はアメリカで動物愛護団体に所属し活動していましたが、無責任な飼い主に持ち込まれた犬をたくさんケアしてきました。映画やドラマがきっかけで一時的にブームになった子達の末路は悲惨です。

まぁ、シェルターや団体にコンタクトを取ってくれているのなら、スタッフがしっかり説明していると思うので、誰彼かまわず犬をゲットできるなんてことはないと思いますが。

ちなみに、このニュースを受けて、ジェームズ・ガン監督はInstagramでこうコメントしています。

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「この映画は、私にとって祝福の連続でしたが、これが一番大きいかもしれません。オズはこの出来事を全く知らないでしょうが、もし知っていたらきっと誇りに思っているはずです。」

たしかに、里親に興味を持つ人が増えてくれることは嬉しいし、良いこと。『スーパーマン』をきっかけに1匹でも多くの犬が終の住処を見つけられたら、オズも喜ぶことでしょうね。

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