北海道福島町で新聞配達員の男性がクマに襲われて死亡してから、19日で1週間です。

町内では18日、クマ1頭が駆除されたものの厳戒態勢が続いています。

麻原衣桜記者
「男性がクマに襲われて死亡してからきょうで1週間です。現場には規制線が張られ、周りには人影はありません」

今月12日に新聞配達員の男性がクマに襲われて死亡した福島町では、夕方から早朝にかけての外出自粛など引き続き警戒を呼びかけています。

町内では19日、現場から800メートルほど離れた住宅街でクマ1頭が駆除されました。

住宅街などに出没していたクマは当初、少なくとも2頭とみられていましたが、現場付近など4か所で採取したクマの毛のDNA型を鑑定したところ、1頭のオスだったことが判明。

そして北海道立総合研究機構が18日駆除されたクマと男性の衣服に付着したクマの体毛のDNAを鑑定したところ、駆除されたクマは、男性を襲ったクマと特定されました。

男性を襲ったクマは、4年前に当時77歳の女性を襲って死亡させたクマとも一致したことになります。