23日午前の北海道北見市内には、陽炎が立ち上りました。午前11時までの最高気温は、佐呂間町で36.9度。北見市も35.9度を観測しました。

・堀内大輝キャスター(午後2時半ごろ・北見市)
「午後2時半で36℃を示しています。こまめに水分を取っていても口の中がくっつくようなのどの渇き、感じたことのない感覚です」

夕方になっても続く、危険な暑さ。市民生活や交通などに深刻な影響が出ています。

23日北見市では最高気温が37℃に達しました。

・北見市民
「40℃近いのは、北見に何年も住んでいるけどないです」

・ネパールから来た人
「とても暑い」

温度が高いほど赤くなる特殊なカメラで公園の噴水を見てみると…。

・堀内大輝キャスター
「噴水をサーモグラフィカメラでのぞいています。手前の地面が55℃前後まで熱くなっています。」

暑さの影響は農作物にも。

・今村朋慎記者
「畑に水をまくとあまりの暑さで、煮あがってしまうということです」

23日の北海道で最も高い38.2度を観測したオホーツク地方の美幌町では、特産のタマネギに被害が経験したことのない暑さのせいでタマネギが大きくならないと、農家は頭を抱えています。

タマネギ農家 佃徹さん
「18歳から農家をしているが、これだけの干ばつと熱波は経験していないので、おそらく史上最低の収穫量じゃないかな」

最高気温が36.4℃に達した北海道帯広市では、7月オープンしたばかりの商業施設「藤丸パーク」が23日から2日間、臨時休業に。