日本の日常生活に触れ、母国との違いに驚く外国人観光客は少なくありません。初めて日本へやってきたスウェーデン人カップルは、滞在中に利用した場所に衝撃を受けたといいます。それはいったい、どんな場所なのでしょうか。
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1か月かけて日本各地を観光
初めて日本へやってきたという、スウェーデン人のペッレさんとジェニファーさん。1か月間の滞在を予定しており、東京で1週間過ごした後、2週間かけて青森や広島、沖縄など国内8か所をクルーズでめぐります。
「こんなに長い旅は初めてだよ。1年半かけて準備をしてきたんだ」と、ペッレさんは喜びを語ります。念願の日本を大満喫しているふたりに、日本で最も驚いたことを聞くと、「えー! それはもうトイレだよ」と迷わず答えたペッレさん。ジェニファーさんもそれに同意します。
「スウェーデンには、ウォッシュレットはないからね。備えつけられているのは、トイレットペーパーだけなの」
「僕たちのトイレは、流すボタンがある。それだけだもん」
ペッレさんは、多機能な日本のトイレに心から感動した様子で、熱弁が止まりません。
「ウォッシュレットがあるし、自動でフタが開くし、自動で流してくれる。それに、音楽も流れていて……まるでひとつのパッケージのようだよね。僕たちのトイレは、流すボタンがある。それだけだもの」
世界中からやってくる外国人観光客を驚かせている、日本のトイレ。暖房便座や温水洗浄、自動開閉式フタ、消臭や消音のための擬音装置など、細やかな気配りが行き届いた機能の数々は、日本ならではの文化として評価されています。
「近未来のトイレだよね」と、ジェニファーさん。快適な日本の日常を心から楽しんでいます。
Hint-Pot編集部