世界中から称賛される、日本人のマナーの良さ。訪日外国人が日本ならではの心づかいに触れ、感激することも少なくありません。日本を初めて訪れたスウェーデン人男性は、日本のある場面を目の当たりにして深く感銘を受けたのだそう。いったい、どんなことがあったのでしょうか。

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アイスショーに出演 3か月の日本滞在

 スウェーデン出身のヨハンさんは、日本で行われるアイススケートショーに出演するため、3か月の長期にわたって日本に滞在中です。東京を皮切りに日本各地をまわり、その後はアジアツアーに出かけるという多忙な日々を送っています。

 そんなヨハンさんには、日本で送る生活のなかで心に残ったことがあるそうです。

「日本人の控えめなところが素敵だと思った。僕たちスウェーデン人も大きな声を出したり、騒がしくしたりすることはあまりないけれど、日本人の他者をリスペクトする様子には敵わない」
 
 首を横に振りながら、日本人がごく自然に行っているマナーやふるまいに驚きの表情を浮かべました。

 日本では、公共の場ではとくに周囲に気を配り、迷惑をかけないように行動するのが、当たり前のマナーとされています。ただ、文化や背景の違いから、外国人旅行者には必ずしもなじみがあるわけではありません。日本での旅を楽しんでもらうため、観光庁は訪日外国人旅行者向けに、日本のマナー、文化、風習への理解を促す啓発動画を作成するなどしています。

 滞在期間が長いヨハンさんも、日本ならではのマナーや所作が、自然と身についていくかもしれませんね。

Hint-Pot編集部