日本三大祭りの一つ、大阪天満宮(大阪市北区)の天神祭は25日、本宮を迎えた。宵々宮の23日には「天神祭ギャルみこし」が行われ、スポーツ報知の森脇瑠香記者(27)が参加。酷暑のなか鼻血を出すアクシデントもあったが、ギャルたちと約200キロのみこし2基を担ぎ、境内近くの天神橋筋商店街を練り歩いた。その体験を報告する。

 わっしょい、わっしょい! わっしょい、わっしょい! なんとか掛け声を絞り出すことはできても、約200キロのみこしは予想をはるかに超えて重い。肩の痛みは限界に達し、足もプルプルと震えていた。でも、最後は意地だった。もう無理!と何度も心が折れそうになったが、周りのギャルたちの元気に鼓舞され、6時間以上の行程を完走した。社会人になってから感じる機会が減っていた「達成感」を、久々に実感した。

 YouTube「森脇瑠香のやってみるかチャンネル」の企画の一つとして応募したギャルみこし。書類審査、オーディションを経て、15〜30歳の女性80人の一人に選ばれた。年齢も出身地もバラバラのメンバーだが、元気で明るい性格のギャルが集まっていたため、すぐに打ち解けることができた。

 肌の黒い“ガチギャル”が同じ1号みこしの担当で、ちょっとビビった。でも、優しい2人は「動画見たよ」と声をかけてくれた。ギャル、実は優しい! 私の前は3児の母の28歳、後ろの営業女子は、2年前の動画で売り子に挑戦した際、一緒にビールを売った「売り子仲間」だった。途中で鼻血が出るハプニングもあったが、みんなが声をかけて励ましてくれた。全員で完走したい。思いは一つだったに違いない。