サッカー元日本代表DFの内田篤人氏が24日、都内で行われた日本乳業協会の「夏の猛暑に、ヨーグルト。」の概要発表会見に出席した。イベント後、取材に応じ、報道陣から元日本代表MF香川真司(C大阪)のSNS上の発言について質問を受けた。香川が発信した翌日21日に電話で連絡を取ったとし、「受け取る方への配慮が足りなかった」と話した。
香川は20日、自身の「X」でDAZN「内田篤人のFOOTBALL TIME」にDF冨安健洋が出演した回の動画をリポスト。その上で「こういう言われた方をするのは俺は好きではない」と記し、「現役を引退し言葉を発する仕事につくのであればアスリートへのリスペクトは持つべきだし、自分の考えや、自分のサッカー人生を小馬鹿にするような言動をされるとすごく残念に思う」となどと指摘した。
内田氏は電話で「不快な思いをさせてしまって申し訳ない」と謝罪し、香川から「(自分が)いないところで言われたのは残念だった」と伝えられたという。「(OB、評論家を含めた)サッカー界全体のことを思っての提言だった」と発信した意図の説明を受け、「対立構図になってしまってごめんね」という言葉や、内田氏の立場に理解を示す言葉もあった。
2人は、高校時代からの仲で、日本代表、ドイツのブンデスリーガで同じ時期にプレーするなど互いにリスペクトする間柄だった。内田氏は「(香川との)関係に甘えた部分があったということです」と神妙に話した。