◆第107回全国高校野球選手権大阪大会▽決勝 東大阪大柏原6―5大阪桐蔭=延長10回タイブレーク=(27日・GOSANDO南港)

 決勝が行われ、大阪桐蔭が延長10回タイブレークの末、東大阪大柏原に敗れた。

 今秋ドラフト候補の最速153キロ右腕・森陽樹(3年)が3回2失点で降板し、2番手で登板したプロ注目右腕の中野大虎(3年)も6回に2点を失った。2本柱が苦しむ中、打線は7回に反撃。4点差を追い付く粘りを見せたが、タイブレークの延長10回に勝ち越しを許し、そのまま力尽きた。

 春夏連続で甲子園出場を逃すのは、2019年以来、6年ぶり。西谷浩一監督は、「よくやってくれたと思います。苦しい展開になったんですけど、こういうところを追いつけるようなチームになって、だからこそ勝たないといけないゲームでしたし、準備をしてきたのでみんなを信じてやりましたけど、監督がうまく導いてやれなかったと思います。それに尽きます」と悔やんだ。

 今秋ドラフト候補に上がる森は、プロ志望届について「今の時点ではあまり考えないようにしています」と、今後熟考する姿勢を示した。中野は、「出します」と提出する意向を明かした。