石狩川の雄大さを歌った民謡の歌唱力を競う「第31回石狩川流れ節全国大会」(実行委、北海道新聞旭川支社主催)が6日、旭川市公会堂で開かれ、約100人が美声を響かせた。最高賞の名人位にはオホーツク管内訓子府町の斉藤初子さん(82)が選ばれた。



 流れ節は1970年に旭川で誕生。大会は正しい歌唱法の伝承や普及を目的に毎年旭川で開かれている。今年は7〜92歳が年齢別の4部門に分かれて出場し、三味線や尺八に合わせて歌い上げた。



 名人位争奪戦は、少年の部を除く各部門優勝者と、過去の部門別優勝者の計6人で実施。斉藤さんは「出だしを意識して歌うことができた。家族に喜びを伝えたい」と話した。



 各部門の優勝者は次の通り。(敬称略)



 ▽少年の部(中学生以下)山本悠愛(名寄市)▽高齢の1部(80歳以上)野崎澄男(留萌市)▽同2部(67〜79歳)宮下直之(小樽市)▽一般の部(高校生〜66歳)須貝星音(北見市)