高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会に県代表として出場する上市ベースボールクラブ(上市町)のワッペン贈呈式は22日、富山市のマクドナルド富山西新庄店で行われ、選手14人が全国大会での活躍を誓った。兄を4月に亡くした今井路羽主将(上市中央小6年)は「全国大会で勝つ姿を見せ、天国の兄を喜ばせたい」と力を込めた。
路羽さんの兄自我さんは、交通事故で18歳で亡くなった。路羽さんは小中高と野球に励み、チームのOBでもある兄に憧れて野球を始めた。2人の父で監督の雄一さんは「(自我は)今年も応援に来てくれると言っていた。自我のためにも、チームが掲げてきた全国ベスト4を目指す」と語った。
贈呈式では寺岡翔店長が激励し、選手ワッペンや記念バナーなどを贈った。大会は8月11日〜17日に、新潟県内8会場で行われる。