鳥山明さんを発掘した『週刊少年ジャンプ』元編集長の鳥嶋和彦さんが、作家・クリエイターのいとうせいこうさんとJ-WAVE(81.3FM)のラジオ番組『TOKYO M.A.A.D SPIN』(トーキョー マッドスピン)で対談した。同番組のプロデューサー兼ナビゲーター、Naz Chris(ナズ クリス)さんが引き合わせた経緯がある。

 鳥嶋さんは『ボツ〜「少年ジャンプ」伝説の編集長の“嫌われる”仕事術〜』(小学館集英社プロダクション)、いとうさんは『「国境なき医師団」をそれでも見に行く 戦争とバングラデシュ編』(講談社)という新著が話題になっている。

 2人をつなぐキーワードは「ゲーム」だ。鳥嶋さんは、国民的ロールプレイングゲーム(RPG)『ドラゴンクエスト』の誕生に関わった「ドラクエの仕掛け人」でもある。キャラクターデザインを手掛ける鳥山明さんと、『ジャンプ』で記事を執筆し、後にゲームデザインを手掛ける堀井雄二さんを引き合わせたのだ。

 一方、いとうさんも『ドラクエ』の愛好家であり、小説第1作『ノーライフキング』では、『ゼルダの伝説』をモチーフにしたと明かす。現実の世界でコミュニケーションを取りながらゲームを遊ぶ若者の姿にヒントを得たのだ。

 2人が語るゲームデザインの在り方、支持されるユーザーインターフェース(UI)を作る上で大切なこととは? 【マシリト×いとうせいこう】が語る極上の編集者論 「今はちょうど端境期」に引き続き、お届けする。