宇和島の夏の風物詩「うわじま牛鬼まつり」。
最終日を迎えた24日は、巨大な牛鬼が商店街を練り歩く「親牛鬼パレード」が行われ、観客は、迫力のある姿を楽しんでいました。

「うわじま牛鬼まつり」のクライマックスとなる「親牛鬼パレード」。
24日は数十人により担がれた長さ5メートル以上、重さおよそ500キロの「牛鬼」18体が、和霊神社を目指しました。

この「牛鬼」と呼ばれる山車には、牛の胴体に鬼のような顔と長い首が取り付けられていて、魔よけのご利益があると言われています。
街の中心部の商店街に差し掛かると、身体を揺さぶるようにして練りを披露しました。

中には、煙を噴きだしたり現代的なデザインの頭の牛鬼も登場し、迫力のある姿で訪れた観客を楽しませていました。

観光客
「(牛鬼まつりに)来てよかった」

担ぎ手
「パワフルな練りを披露したいと思います」

また、ことしで姉妹都市提携50周年を迎えるのに合わせ仙台からも「すずめ踊り」の踊り手らが参加し、祭りに華を添えました。

姉妹都市・仙台市のすずめ踊り連 参加者
「暑さが辛かったが皆さんの声援をいただいて楽しく元気いっぱい踊ることができた」

祭りの実行委員会によりますと、ことしから給水場所を増やしたり会場にスポットクーラーを設置するなど、熱中症対策に力を入れたということです。

うわじま牛鬼まつりは24日夜、和霊神社前を流れる須賀川で神輿の走り込みなどが行われて幕を閉じます。