関西に夏本番を告げる天神祭は25日、本宮を迎えた。
天神祭は、祭神とされる菅原道真が大阪天満宮(大阪市北区)に鎮座して2年後の951(天暦5)年に始まり、1000年以上の間、疫病退散や国家安穏を祈願してきた。
25日の本宮は、日中にみこしが街を練り歩く「陸渡御(りくとぎょ)」、夜には大川を約100隻の船が行き交う「船渡御(ふなとぎょ)」が行われ、クライマックスは約3千発(コロナ禍以前は5千発)の奉納花火。
“天神さん”にちなんで、梅鉢の形に開く「紅梅」というオリジナルの花火が打ち上げられるのも天神祭の特徴。
さらに今年(2025年)は、大阪・関西万博会場の夢洲でもほぼ同時刻に奉納花火が打ち上げられた。
夢洲では、7月26日(土)〜31日(木)、8月1日(金)〜22日(金)、8月24日(日)〜31日(日)は、「夏休みEXPOミニ花火」と題して、男性デュオ・コブクロが歌う大阪・関西万博オフィシャルテーマソング「この地球(ほし)の続きを」をBGMに、4号玉までの花火を約140発(約4分程度)打ち上げる。
※ただし、8月23日(土)は、「ミニ花火大会」ではなく、全国の花火大会が夢洲に集結する「Japan Fireworks Expo」の花火を予定している。