夏休み向けの特別展「カブト・クワガタ展」が、群馬県桐生市新里町の県立ぐんま昆虫の森で開かれている。3連休最終日となった21日は群馬県内外の来園者でにぎわった。敷地内の林に設けた観察ポイントでは、樹液に集まるカブトムシを見ることができた=写真。8月31日まで。

 観察ポイントは20本ほどのクヌギやコナラを昆虫が集まりやすいよう整えている。神奈川県から家族旅行で来た渡辺結妃さん(9)は「木に付くカブトムシは初めて見た。樹液っておいしいのかな」と笑顔を見せた。見頃の目安は8月中旬まで。

 昆虫観察館本館ではカブトムシ、クワガタの生態や体のつくりが分かるパネル展示のほか、世界各国の種類を集めた標本300点以上が並ぶ。