F1ベルギーGPのスプリント予選で、メルセデスはジョージ・ラッセルが13番手、アンドレア・キミ・アントネッリが20番手に沈んだ。これは同チームの歴史の中でも最悪の結果に並ぶものだった。

 前回メルセデスがこれに並ぶほど予選で苦しんだのは、2023年のオーストリアGPのスプリント予選だった。このときはラッセルが15番手、ルイス・ハミルトンが18番手という結果だった。

 今回のベルギーGPスプリント予選では、アントネッリがSQ1のアタックでスピンを喫し、まともなタイムを記録できず。またラッセルはSQ1を5番手と順調に通過したものの、SQ2を突破できなかった。

 スプリント予選後、アントネッリはスピンについて風の影響があったのかと尋ねられると、こう答えた。

「分からない。実際、あのラップまではかなり良い感じだった。4番手あたりのタイムが出ていただろうと思う。それだけに、あんな風にコントロールを失うのは本当に奇妙だった」

「確認が必要だね。突風だったのかもしれないけれど、コントロールを失った感覚がすごく変だったんだ」

「それまでのラップではクルマのフィーリングも良かったから、明日に向けての自信はある。リセットして、また明日に向けて頑張るだけだ」



 またSQ2をセッション最速のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)から0.9秒差で終えたラッセルは、マシンのフィーリングが「酷かった」と語った。