マクラーレンのランド・ノリスが、F1ベルギーGPの予選でポールポジションを獲得。直前に行なわれたF1スプリントではチームメイトのオスカー・ピアストリに敗北していたが、それにリベンジする形となった。

 ノリスは予選Q1をトップで通過し、Q2ではピアストリの後塵を拝したものの、Q3では見事に逆転してポールポジションを獲得。ピアストリも2番手に入ったため、これでマクラーレン勢がフロントロウを独占した格好だ。

 ノリスはQ3の1回目のタイムアタックが最速になった格好。2回目のアタックではタイムを削れなかったものの、PP獲得には十分だった。

「ポールポジション獲得には十分だった。2周目のアタックはタイムを向上させることができたと思ったけど、実際にはラップタイムは伸びなかった。だから、もう少し良いタイムを残せる余地があったかもしれない」

 ノリスは予選後の会見でそう語った。

「昨日に比べれば、良い進歩を遂げられたと思う。良い1日だった。週末を通じてマシンのフィーリングは最高だったから、フロントロウを独占できて嬉しいね」

 Q3の2回目のアタックでタイムが伸びなかった理由は、ノリスにもわかっていないようだ。

「いくつかのコーナーでのスピードが落ちたからだと思うけど、その理由はよく分からない。自ら走っている時には、速く走れているのか、あるいはそうではないのか、分からないからね」

「ターン1では少し縁石に乗ってしまい、その後で少しワイドになってしまった。そこで少しタイムをロスしたかもしれない。最終コーナーでも、両方の縁石に少し乗せすぎて、おそらくタイムをロスしたと思う。でもそれは、0.05秒くらいのことだ。でも、少しの差を手にすることができた」