F1ベルギーGPの予選で、フェラーリのルイス・ハミルトンは16番手に終わり、まさかのQ1ノックアウトとなった。ハミルトンはこの結果を受けて「フェラーリに謝らないといけない」と語った。

 金曜のスプリント予選でスピンがあり18番手に沈むなど苦しい週末となっているハミルトンは、公式予選ではQ1突破に十分なタイムを記録していたが、これはトラックリミット違反により抹消されてしまった。これでハミルトンはQ1敗退が決定……直後のメディア対応では、トラックリミットについてスチュワードと話す予定だとしていた。

 ハミルトンはSky Sports F1に対し、予選に先立ってフェラーリSF-25に変更を加えたことを認め、それが「悪くはなかった」としつつも、依然としてマシンにしっくりきていないと語った。

「今週末ここまでずっと同じような感じだった。いくつかセッティングを変えたけど、マシンの感触は悪くなかった」

「僕たちはQ1を突破するのにタイヤを2セット使わないといけなかったくらいで、簡単な状況ではなかった。その中で、自分にまたミスが出てしまった。本当に自分自身を見つめ直さないといけない」

「(スプリント予選と合わせて)2回ともQ1落ちなんて受け入れがたい。チームにも謝らないといけない。僕のパフォーマンスは本当に酷いものだった」

 スプリント予選でのスピンに続き、2日連続で予選アタックをまとめることが出来なかったハミルトンは、またしても後方グリッドからレースをスタートすることになる。彼は決勝に向けても、劇的に状況を改善するのは難しいと考えている。