27日午前、長崎県西海市沖で漁船と小型船が衝突し、海中に転落した小型船の船長が死亡しました。

佐世保海上保安部によりますと、事故があったのは西海市の兜島灯台から南南西に約3.9kmの海上で、27日午前10時30分ごろ「漁船と小船が衝突。小船から1人落ちたので救助したが、心肺停止状態だ」と118番通報がありました。

衝突したのは、漁船「77成漁丸」と小型兼用船「ちどり」で、ちどりに乗っていた浦野八郎さん(77)は搬送先の病院で死亡が確認されました。

77成漁丸の乗組員2人にけがはありませんでした。

また、特殊警備救助艇と巡視艇が、海上で小型兼用船ちどりが2つに割れ、漂流しているのを発見しています。

佐世保海上保安部では関係者に事情を聞くなどして、詳しい状況を調べています。