26日午後0時半ごろ、JR九州の在来線の一部区間で停電が発生し、山陽線や鹿児島線、日豊線で運休や遅れが生じた。約3時間後に運転を再開。同社は電力を供給している門司変電所(北九州市門司区)に職員を派遣し、原因を調べている。
停電時に門司港駅の手前で停車した列車には120人以上の乗客がいたが、近くの踏切から線路外に避難。けが人はいなかった。
運転再開前、小倉駅の改札口では、多くの利用客が表示が消えた電光掲示板を見上げ、不安そうな表情を浮かべていた。浜松市の60代の自営業男性は新幹線を降りて在来線の改札に入った時に停電に遭遇した。旅行で宮崎県に向かう途中だが「予定が全部崩れた」と嘆いた。