520人が犠牲となった1985年の日航ジャンボ機墜落事故から40年となるのを前に、日航とグループ会社の社員らが26日、現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」の麓の追悼施設「慰霊の園」を清掃した。

 事故があった8月12日の追悼慰霊式に備え、2011年から毎年実施している。機体整備を担う「JALエンジニアリング」の濱本隆士社長(59)は「毎年安全に対する思いは変わらない。事故を風化させず、真摯に向き合う気持ちで活動した」と話した。

 参加した約100人は約2時間かけて、高圧洗浄機やブラシで慰霊塔や犠牲者の名碑の汚れを落とし、周辺の雑草を取り除いた。