「甦(よみがえ)る!!令和の比叡山お化け屋敷」(京都新聞主催)が27日、京都市下京区の大丸京都店で始まる。26日に内覧会があり、関係者が26年ぶりに復活した「恐怖」を楽しんだ。

 比叡山お化け屋敷は、1999年まで左京区の比叡山頂遊園で毎夏開催されていた。当時を知る関係者らが復活に向け準備を進め、大丸京都店に会場を移しての実現にこぎつけた。

 会場は墓地や屋敷を模した通路を進む構造で、お化けが横から突然現れるなど、当時と同じような仕掛けに。名物だったお化けの「レイコちゃん」もひっそりたたずみ、来場者は「うわっ」と声を上げて驚いていた。

 内覧会の前には、比叡山延暦寺の僧侶による安全祈願法要が以前と同様に営まれた。

 お化け屋敷の「館長」を務める京都舞台美術製作所の衣川建二さん(52)は「仕掛けを出すのは全て人力。お化けに声をかけて、操作役との会話も楽しんでほしい」と話していた。

 8月末まで。午前10時〜午後7時(最終日は午後4時)まで。一般1500円、中高生1200円、小学生500円。