第107回全国高校野球選手権京都大会は27日、わかさスタジアム京都で決勝が行われ、京都国際が4−3でシード鳥羽にサヨナラ勝ちし、2年連続4度目の優勝を果たした。京都国際は、8月5日に兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する全国選手権大会に出場し、2年連続の全国制覇を狙う。

鳥  羽 200000010=3
京都国際 000010021=4


 京都国際はエース西村が初回に2点を先制されたが、二回以降は立ち直った。打線は五回に4番清水の適時内野安打で1点を返し、1−3とされた直後の八回2死二、三塁から1番長谷川颯の中前打で2点を奪って追い付いた。


 九回には先頭の清水が左前打で出塁し、けん制悪送球の間に三塁まで進んだ。5番山口が申告故意四球で無死一、三塁となり、6番猪股が初球を右越えへ運ぶサヨナラ安打を放って決着を付けた。西村は5安打3失点、12奪三振で完投した。


 鳥羽は一回に4番横谷が中越えへ先制2ランを放った。準決勝の逆転サヨナラ満塁弾に続き、試合をまたいで2打席連続の本塁打となった。二回以降は相手左腕を打ちあぐね、五回に1点差に迫られたが、八回2死満塁の横谷の打席で相手投手の暴投の間に1点を追加した。


 背番号10の左腕山下が先発し、五回途中1失点と好投。五回1死満塁の2ボール2ストライクから2番手で毛利が救援し、1球で三振に打ち取ると、続く打者からエース正村が登板し、ピンチを切り抜けた。ただ、突き放した直後の八回に追い付かれ、九回に力尽きた。


 全国選手権大会の組み合わせ抽選は、8月1日夜に開幕試合の対戦を決め、3日午後に大阪市内で出場49校の選手がそろう中で初戦の残りカードを決める。4日に開会式リハーサルがあり、5日午後4時から開会式を行った後、開幕試合の1回戦1試合が行われ、決勝が行われる22日までの熱戦がスタートする。