意外? サザンはTOP10圏外
夏本番、高校生たちは2025年もお気に入りの「夏ソング」でエネルギーチャージしているようです。ワカモノリサーチが運営する10代・高校生のマーケティング情報サイト「放課後NEWS」が、全国の女子高生608人を対象に実施した調査(2025年6月17日〜7月2日)で、「夏になると聴きたくなるアーティスト」の最新ランキングが明らかになりました。
10位からカウントダウン順に紹介します。湘南乃風(2.6%)あいみょん(2.8%)、YUI(3.0%)がランクイン。YUIの「SUMMER SONG」はSNSでの総再生回数が11億回を超え、リリースから15年以上経過した今も高校生から“エモ楽曲”として支持されています。
続いてback number(3.3%)や、ゆず(3.6%)。1998(平成10)年にリリースされた「夏色」を、令和の女子高生も推していることが分かりました。さらにマカロニえんぴつ(3.8%)、WANIMA(4.6%)と続きます。
上位の一角には、2025年でデビュー27年を迎えた“ベテラン”aiko(4.9%)がランクイン。49歳という年齢を感じさせない歌声と歌詞が、令和の高校生の心にも響いているようです。特に1999年リリースの「カブトムシ」は、現役高校生たちが生まれる前の曲にもかかわらず、夏の恋愛ソングとして愛されています。
そして3ピースロックバンドのSHISHAMO(5.8%)。「夏っぽい曲がたくさんある」「夏の恋愛ソングが多い」というイメージから、「夏=SHISHAMO」と感じる高校生が多いことが分かりました。
そして、Mrs. GREEN APPLE。実に30.1%という圧倒的な支持率で、2位以下を大きく引き離しました。「青と夏」をはじめとする夏らしい楽曲や、ボーカル大森元貴さんの透き通った歌声に夏を感じるという声が多く寄せられています。
興味深いのは、オトナ世代には夏の定番アーティストであるサザンオールスターズやTUBEが10位以内にランク入りしていない点です。令和の高校生たちの「夏ソング」の基準は、親世代とは異なる独自の感性で選ばれているようです。
あらためてランキングを振り返ると、「恋愛」「青春」といったキーワードが多く登場し、高校生にとって「夏=恋愛」「夏=青春」というイメージが強いことが分かります。また“アゲアゲ感”のある曲でポジティブなエネルギーをチャージしている様子もうかがえます。
夏の暑さを吹き飛ばすような爽やかな楽曲で、令和の高校生たちは今年の夏も青春を謳歌しているのかもしれません。
(LASISA編集部)