2021年まで宝塚歌劇団の雪組トップスターとして活躍し、退団後も次々と大作ミュージカルに出演している望海風斗(のぞみふうと)さん。歌唱力と演技力の高さには定評があり、『DREAMGIRLS』『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』などで高い評価を得て、この秋には大人気作品の『エリザベート』にも出演が決定しています。
さらに望海さんはこの夏、テレビ朝日系列の連続ドラマ『誘拐の日』(毎週火曜21時〜)など、なんとドラマ3作品に並行して出演中。今回はそんな望海さんに、ドラマ撮影のお話を中心に、日々の食生活や気になるレシピについて伺いました。ますます活動の幅を広げている俳優・望海風斗さんの『今』を語っていただきます!
初の地上波ドラマに挑戦! 視聴者からの反応に困惑も?

――地上波の連続ドラマ初出演になりますね。かなりスケールの大きな話題作ですが、お話をいただいたときの感想を聞かせてください。
望海さん:正直、驚いたというか……自分がこの作品の世界にいるというのは、ちょっと信じられなかったです。台本をいただいて、『藤澤』っていう名前を見つけて、「これ、私がしゃべるんだ」とか、衣装あわせで衣装を着て「あ、本当にやるんだ」とか。顔合わせで皆さんとお会いしたときは、ずっとテレビで見ていた方たちがリアルに目の前にいるという状態だったので、「私、この中に入っているんだ」とか……。慣れていくのに時間がかかりましたが、そうやって少しずつ実感していった感じです。