2000年に惜しまれつつ閉園した京都の「比叡山遊園地」。なかでも名物として人気を博した「比叡山お化け屋敷」が、7月27日より「大丸京都店」にて期間限定で復活する。当時と同じ美術製作所が担当し、「もちろん怖がっていただくのも目的ですが、『来てよかったな』と思っていただくのが一番」と思いを込める。
■ 当時のエピソードを募集→195件もの思い出話が1999年の夏に営業終了したものの、今なお多くの人々の記憶に残る「比叡山お化け屋敷」。「大丸京都店」で催事企画を担当する平岩さんによれば、同店でお化け屋敷をおこなうのは初とのこと。同店では以前から烏丸エリアを盛り上げる活動に取り組んでおり、今回の企画はその一環で約2年前に持ち上がったとか。
その際、実際に比叡山お化け屋敷で遊んだことのある社員たちから思い出話が多く持ち上がったことを受け、企画が始動したという。そんな背景もあり復活に際して当時のエピソードを募集したところ、195件もの思い出話が寄せられた。
「皆さんの思い出も甦るという意味も含め『甦る』とタイトルに入れています」と平岩さん。「50〜60代の方、あるいはもう少し上の世代。その娘・息子、孫と三世代が繋がるコンテンツでもあるので、面白いと感じました。来年、再来年と、夏の名物イベントになればなと」と今後の展望を明かした。
■ お化けやセットは新作ながら「当時」を再現!舞台装置やセットの制作は、当時と同じ「京都舞台美術製作所」が担当する。約60体の妖怪や幽霊、お墓や鳥居などのセットはすべて同社のプロたちが今回のために作ったオール新作だ。