「大阪メトロ」(本社:大阪市西区)は、JR「弁天町駅」(大阪市港区)から『大阪・関西万博』(会場:夢洲)西ゲートへ向かうシャトルバスを、8月1日から運行開始する。

これまで、もっとも運行本数が多い西ゲート行きのシャトルバスに乗るためには、JRゆめ咲線で「桜島駅」(大阪市此花区)まで向かわなければならなかった。今回のシャトルバスでは、乗車場所がJR大阪環状線と大阪メトロ中央線が乗り入れるJR「弁天町駅」(大阪市港区)となり、西ゲートへのアクセス向上が見込まれる。

8月1日から閉幕する10月13日の間、7時30分〜13時10分まで、月曜日〜木曜日は1時間最大5本、金土日祝日は最大6本運行する。全席着席可能で、「KANSAI Maas」アプリから事前予約し、利用料金850円の事前決済が必要となっている。

『大阪・関西万博』では、2つある入場ゲートのうち、西ゲートは事前予約が必要なシャトルバスの利用客にアクセスが限られる。一方、東ゲートは大阪メトロ「夢洲駅」から電車でアクセスできるため、混雑状況に差がある状態が続いている。

博覧会協会の石毛博行会長も「会場西側の活性化は課題で、開拓の余地がある」と、6月29日の来場者1000万人突破の記念セレモニーで語り、7月18日からは「ミャクミャクぬいぐるみくじ」が西エリアに移転オープンするなど、今後も西ゲート周辺を盛り上げる施策が予定されている。