夏休み期間に新宿・歌舞伎町地区に集まる未成年が犯罪に巻き込まれないように、警視庁と大学生のボランティアらが同地区をパトロールし、相談窓口を紹介するなどした。
パトロールは21〜24日に実施し、24日は少年育成課や新宿署の警察官と大学生12人ら計30人が「トー横」や大久保公園周辺を回って、警視庁の相談窓口「ヤング・テレホン・コーナー」(03・3580・4970)を記したカードを配った。日本文化大4年、川村知靖さん(21)は「声を掛けた女子高校生から、メンズ地下アイドルのライブに来たら、たくさんの大人にホテルに誘われたと聞いた。悪い大人が集まる地区なので、危機感を持ってほしい」と話した。
パトロール期間中、延べ260人に声を掛けたといい、高校生105人、中学生53人が多く、最年少は8歳の小学生だった。警視庁は「歌舞伎町地区は華やかで楽しそうに見えるかもしれないが、危険が紛れている。安易に近づかないでほしい」と呼びかけている。【菅野蘭】