25日午後6時15分ごろ、大阪市北区のJR大阪駅で「桜橋口付近でガスの臭いがする」と駅員から119番があった。
大阪府警曽根崎署によると、桜橋口付近で男性客が30代くらいの男性から顔にスプレーのようなものを吹きかけられ、軽傷を負った。男性はその場から立ち去ったという。
2人は電車内でトラブルになっていたとみられ、署が詳しい状況を調べている。
JR西日本によると、この影響で一部の改札を約50分間にわたって入場制限した。通報後には大阪市消防局の隊員らも駆けつけたが、有毒ガスなどは検知されなかったという。
異臭騒ぎがあったのは帰宅ラッシュ時で、駅構内では多くの利用客が改札前に詰めかけるなど混雑した。【大坪菜々美】