自民党は21日、党本部で臨時役員会を開き、今後の政権運営などについて意見を交わした。石破茂首相は米トランプ政権との日米関税交渉に触れ、「やるべきことがある。その責任を果たしていきたい」と述べ、続投に意欲を示した。木原誠二選対委員長が役員会後、記者団に答えた。

 木原氏自身の責任については「総裁、幹事長にも相談しながら決めていきたい」と述べるにとどめた。

 出席者によると、森山裕幹事長から参院選を総括する検証委員会を立ち上げるとともに、8月上旬に想定される臨時国会前にも両院議員懇談会を開く考えが示されたという。

 役員会では今回の執行部の対応に「党内が持たない」といった批判の声も上がったといい、首相は難しい対応を迫られている。【鈴木悟、高橋祐貴】