大阪公立大学(大阪公大)、理化学研究所(理研)、京都大学(京大)の3者は7月8日、数学的技法である「完全WKB解析」を用い、急速に減衰するブラックホールの「準固有振動」の周波数構造を体系的かつ精密に捉える新手法の確立に成功したと共同で発表した。

同成果は、大阪公大 数学研究所の宮地大河特別研究員、理研 数理創造研究センターの難波亮上級研究員、京大大学院 理学研究科の大宮英俊特定助教、京大 白眉センター/基礎物理学研究所の大下翔誉特定助教らの共同研究チームによるもの。詳細は、米国物理学会が刊行する素粒子物理学や場の理論・重力などを扱う学術誌「Physical Review D」に掲載された。

.