【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】

◆七夕賞の注目馬たち

 先週の北九州記念、パドックでのヤマニンアルリフラの状態に、(なぜこの馬を本命にしておかなかったのか?)と後悔するデキに映りました。

 当日は14kg増でしたが、中間の素晴らしい追い切りの動きをしていた中でのプラスに、「これは好材料と見ていい馬体増」と中継内でも発言しましたが、なぜ追い切りも好評価の中、この馬を外していたのかと自分のおバカさに反省。

「夏は格よりデキ」と言いますが、1〜3着の結果からも追い切りの動きがよかった馬たちゆえ、改めて格言が重要だと感じる1戦でした。

 それにしても勝ち馬はデビュー戦から比較すると42kg増。これは人馬共に価値ある重賞制覇に思えます。

 さて今週は門別競馬&園田競馬にお邪魔ということで、週始めは滋賀には戻らずの1人生活。よって以前からしてみたかった大人の1人呑み時間を実践。ジャパニーズウィスキーを数種とマッカラン、テキーラをストレート飲みしちゃいました。

 なかでも、マイケル・ジョーダンがプロデュースしたテキーラ「シンコロ」の口当たりのまろやかさには感動でした。と言うのも、これまでテキーラというとカクテルかショットのみだったので、その違いが衝撃的で、今後ちょっとはまってしまいそうです。

 さて七夕賞についてですが、中山馬主協会で担当するコラム「イケメンホースたち」において、シリウスコルトを担当する百武助手と最終追い切り直後に対談。

 その模様は今月中に中山馬主協会のホームページに記載されますが、今回の状態についてお聞きすると、「これまでの中でも1番、左右のバランスがとれてきており良い状態」とのことで重賞連勝の可能性も大。トップハンデと夏の暑さはポイントとなりそうですが、自信がうかがえるものでした。あとは2走前の福島のようにバラケル運びとなれば、折り合い面も軽減されそうな気がします。

 またポテンシャル的な面で魅了されるのが、ドゥラドーレス。スタートや折り合い面などを考えると、内目すぎない枠の方がいいように思えます。あとは、立ち回りの巧さに加え、10ヵ月の休み明けとなった2走前の内容にインパクトを感じたコスモフリーゲン、斤量的な面からバラジ、そしてシルトホルンあたりを考えています。

 それでは皆さん、ステキな週末を。ホソジュンでしたぁ。

(文=細江純子)



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