水道料金について、詳しく見ていきます。

水道事業にかかる費用には「実際に使用した水の料金」「ダムや浄水場など 施設の維持・管理費・人件費」などが挙げられます。

この費用は「水道法」「地方公営企業法」「地方自治法」に基づき、自治体の一般会計とは区別されているため、すべて利用者から徴収する水道料金で賄う必要があります。

平均的な一般家庭が使用する20立法メートルの水道料金は、全国の平均は月額3335円。

一方、長崎県の平均は3847円で、全国に比べて512円高くなっています。

長崎県は平地が少なく離島を抱えているほか、大きな水源が乏しいという地理的な部分が要因の1つとなっています。

続いて この水道料金を県内の自治体別に見ていくと、現在 最も高いのが、新上五島町の「5940円」。

次いで平戸市4820円、西海市4596円、長崎市4515円、壱岐市4240円、対馬市4230円、佐世保市4195円の順となっています。

佐世保市が、今回最大の27.5%の値上げとなった場合は「5348.6円」で、県内では2番目に高い水準になります。