女優山﨑玲奈(18)が27日、都内で、青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル「ピーター・パン」(28日〜8月6日、東京国際フォーラム)の囲み取材に応じた。
ミュージカル「ピーター・パン」は今年で45年目。山﨑は11代目ピーター・パンになって3年目を迎えた。初日を前に「毎年新たな演出を加えてくださるおかげで、毎年初演みたいな気持ちで臨めています。今までよりも深くピーター・パンを追求できた」と自信を見せた。新成人になり、“大人”として演じる初めてのピーター・パンでもある。「ドキッとさせられるようなシーンを増やしていこうと。ウェンディとの掛け合いもそうですし、繊細なシーンが増えている。毎年いろんなお芝居に挑戦できていて充実しています」と話した。
1年目から一貫して意識しているのは、少年に見せること。「異性を演じるのは難しい。立ち振る舞いや声のトーンも、この季節になると普段よりだいぶ変わってきます」。公園で遊ぶ男の子たちを観察したと言い「いかに皆さんに、そこにいるのが少年だと信じてもらえるかを意識して演じてます」と話した。
今回からフック船長を務めるミュージカル界のベテラン、石井一孝(57)から「玲奈先輩についていきます。先輩にご迷惑をお掛けしないように」と言われると、たじたじ。「過去最高に顔が怖いフック船長らしくて。出た瞬間に子どもたちに泣かれてせりふがとんだらどうしよう。困ったら、玲奈ちゃんと見たら助けてくれるんじゃないかな」と頼りにされていた。
念願のウェンディ役をつかんだ山口乃々華(27)も「玲奈先輩との、恋なの? ときめきなの? みたいな駆け引きをとても繊細に稽古してきたので、大事にシーンをつくっていけたらと思っています」と意気込んだ。