大谷翔平(31)のドジャースが日本時間26日から敵地ボストンでレッドソックスと3連戦。大谷は初戦、「1番・DH」で出場。

 今回、3連戦のレ軍先発はベイオの他、ア・リーグのサイ・ヤング賞候補でエース左腕のクロシェット(今季11勝4敗、防御率2.19)、昨オフにドジャースからFA移籍した右腕ビューラー(6勝6敗、防御率5.72)と続く。

 今やメジャーを代表する左腕の一人に位置付けられるクロシェットはもちろん、昨季同僚だっだビューラーも楽な相手ではない。

 右肘のトミー・ジョン手術から復帰したビューラーは昨季、16試合で1勝6敗、防御率5.38と精彩を欠いたものの、ポストシーズンは4試合(先発3試合)で1勝1敗、防御率3.60。王手がかかったヤンキースとのワールドシリーズ第5戦、1点リードの九回に起用され、2者連続奪三振を含む三者凡退に仕留め、胴上げ投手になった。

 ワールドシリーズ終了後にFAとなり、本人は契約延長を希望しながら、ド軍から年俸上位125選手の平均額(昨季は約32億5000万円)の1年契約を提示するクオリファイングオファーを見送られた。複数の球団との交渉を経て、昨年12月末にレッドソックスと1年約33億円で合意した。

 ド軍生え抜きだったため、当初は「引退するまでロサンゼルスでプレーしたかった」と心情を吐露しつつ、米東部のケンタッキー州出身であることから「自分にはロスのような西海岸よりもボストンやニューヨークなどの東海岸の方が合っていると思う。大学(バンダービルト大学=テネシー州ナッシュビル)もそうだったし」と未練を断ち切るように話した。